パウロの森くらぶ・森林環境教育

八王子市恩方第1小学校3・4年生出前授業

2022926日(月)


開会式の光景

全員で準備体操

閉会式の光景



この活動は一般財団法人セブン-イレブン記念財団の助成を受けて実施しています。


 

4年生

【 森の観察・間伐見学・間伐材の皮剥き・丸太切りを体験する 】  


【概要】児童36名を6班に分け、パウロの森の西尾根散、伐倒見学、伐倒木の皮剥きと小径木の玉切り体験を実施


開会式の後、班に分かれてヘルメットをつける。体育館奥の入口から西尾根まで30段近い階段を上る。平な場所で森林や介しての水循環、土壌機能(保水、ろ過、土砂の流失防止等)を話す。伐倒場所に移動し、間伐の役割、方法の説明をする。受け口の切り取りまでは伐倒方向前方で鋸作業を見学し、受け口の切片を手に取り、「スイカだー」と言って臭いをかぐ。追い口の作業に入ると、子供たちは安全のため伐倒方向の後方に移動する。径が大きく少し時間がかかったが、追い口が開き始め、ロープを少し引くと木は地響きあげて倒れ、伐倒が完了した。子供たちは歓声を上げた。切り口の年輪を数えると50年前後とのこと。高さは26m、太さは33㎝であった。その後、用意されたブルーシートの上で友達と話しながら昼食をとった。

 

その間スタッフは伐倒した木を1.5mに玉切りし、皮剥きのために、4年生用に5本、3年生用に3本を運んだ。昼食後5班に分かれ、ウマ5台を用意して、鋸の使い方を教わった後、小径木の玉切り体験を始めた。最初は1㎝程度の薄いものから始めたが2本目からは10㎝程度の長いものを切る子もいた。玉切り後は皮むき体験に入る。最初はうまく剥けないが1.5mを横断する皮が剥けた後は徐々にコツをつかみ、喜々として材に取りついていた。幅が広く、長さが長いものが剥けた時は歓声を上げていた。友達との共同作業で作業が早く進むことを体験したようだ。振り返りでも皮むきが楽しかったとの感想が多かった。ケガもなく、無事授業が終了し、閉会式が行われ、生徒たちを見送り、終了した。(写真:最後にみんなで集まって写真撮影)


【参加者】恩方第一小学校4年生36(男子21名、女子15名)、サポートとして教師2

【スタッフ】幹事:野間(報告)、講師:小川、飯塚、上林、稲葉、森田、星野、間伐隊:林、岸本、アシスト:清水、室伏




 

3年生

【 森の観察・間伐材の皮剥き・丸太切りを体験する 】 


【概要】児童27名を5班に分け、午前はパウロの森東尾根を探検、午後は伐倒木の皮剥きと小丸太の玉切り体験


素晴らしい秋晴れの下、元気ハツラツの児童たちを芝生広場に迎えました。1年生、2年生の時にもこのパウロの森を経験しており、3回目になります。今回は森探検の後、伐倒木の皮剥き、そしてノコギリを使っての小丸太の玉切りを全員が体験をするのですが、・・・はてさて。

 

森の中に入るとさっそく子供たちの賑やかなおしゃべりが連発。「あっ、ムカデだ、ゲジゲジかな」「そうなの」。「これザトウムシって知ってた」「そうなの」。「タツノオトシゴの仲間にタツノイトコとタツノハトコがいるって知っていた」「そうなの」。「1円玉作るのに3円かかるって知ってた」「そうなの」。どこかのTVコマーシャルの影響に大笑いです。「先生、赤い実が落ちてるよ」「上を見てごらん。赤い実が幾つもなってるよね。これゴンズイっていう名前の木だよ。」「ああそれ聞いたことある。2年生の時の探検で教えてもらったかも」。新鮮な記憶力に脱帽です。

 

午後からは、午前中に間伐し、玉切りしたスギの皮剥きです。竹ベラを使って皮を剥くとみずみずしくてすべすべでキレイな材の肌が現れます。生徒達は楽しそうな声を上げながら無我夢中そのもの。慣れてくると剥き方の要領もえて、それまでおしとやかでおとなしかった子も目を輝かせて「我が意を得たり」とばかりに集中します。最後はノコギリ作業。初めての体験ながら直径5cmほどの小丸太を玉切りして、円盤を上手に切ってくれました。おうちに持って帰ってそれに絵を描いてステキな記念になればいいですね。(写真:全員で集合写真


【参加者】恩方第一小学校3年生27(男子6名、女子21名)、サポートとして教師4

【スタッフ】(幹事):望月、 (講師):滝浪、小野、槙田、芝原、熊木(報告)、アシスト:伊藤、前田