竹の水鉄砲作りと森歩き 2023年7月30日(日)


スタッフは8時前に学バス乗り場に集合。パウロの森で作業テーブル、ヘルメット、竹鉄砲の材料、的当てや菓子の撃ち落とし用セットの準備等を行う。今回参加者全員がクルマ組で、直接聖パウロ学園の駐車場集合となった。9時30分開会式、代表挨拶、スタッフ紹介、安全注意、体操を経て、集合写真を撮る。

各班毎に東尾根の森の散策へ。深呼吸をして出発。森の役割、緑のダムの話や土砂崩れの防止、木材が手に入る事、キレイな空気、酸素を出してくれる事などを説明、またコクサギやクロモジ、サンショウなどの匂い体験、樹木の命、維管束の話や玉切りの年輪を数え、中でも何故かシュウ酸によるカタバミでの10円硬貨擦りのピカピカが実演が妙に受けて、子どもたちは2・3枚カタバミの葉を持ち帰り、後でテーブルで擦って喜んでいた。

10時30分頃から竹の水鉄砲作り。用意した竹筒の中に入る、押し出し棒の先端に細工をする。先端に穴の開いた処に楊枝を差仕込み、適度の長さに切る、これがこの上をスポンジや布を強く張って巻いた時に抜けないようにストッパーの働きをしてくれる。押し出し棒の先端にスポンジを巻き輪ゴムで止める。その上にまた布を強く張ってグルグル巻いて輪ゴムで留める。竹筒と隙間が無くなるように調整しながら巻いていく。その結果竹筒と押し出し棒の布が密閉されて抜いた時に「ポン!」と良い音が出たら出来上がり。

子どもたちは用意されたプールの中の水を水鉄砲に筒の中に入れて押し出し棒をセットし、文字の書かれた的当てや撃ち落とし用に吊るしたお菓子を次々に狙い落として楽しんだ。落とした菓子は持ち帰り、中には大当りと書かれたお菓子を落とした子は余分にお菓子をもらう事ができ、喜んでいた。昼食タイムになったが、友達同士の女の子ふたりは食事もせずに、水鉄砲でお互いずぶ濡れ状態になるまで水を飛ばしあっていた。

昼食後は片付けや帰り支度をし、帰りがけに各班まとまって、熟した濃紫のブルーベリー狩りを楽しんだ。カゴを片手に口に入れては甘さを確かめ、摘んでいくが日当たりで暑さのせいか、あまり多くは摘めなかったようだ。それでも皆帰りがけに手を振りながら、それぞれが笑顔で帰って行く姿で、今日の楽しさを十分に伺い知れた。