聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
2023
10月第一火曜日定例活動

2023103日(火) 晴れ
場所: パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)


暑い夏も漸く終わり、秋らしい風に吹かれながらの作業となった。作業前に、欠席者の鋸などの道具を使用した後は手入れをすること、金槌やハンマーで楔や鉈を叩くとその背を潰すので掛矢などで叩くこととの注意があった。安全注意では保険の種類について説明があった。また、作業後のミーティングで、ロープ上げであげ棒のストッパーが固定されていなかったため、上方の棒が抜け落ちたことが報告され、事故に繋がりかねないので、事前にストッパーの確認をするようにとの注意があった。本日は以下の作業を行った。

 

1.       テーブルの補強と収納小屋の修復: L字型金具でテーブル4脚を補強した。電動ドライバーで金具のネジを締めた。はじめはドライバーの操作がうまくできなかったが、慣れてくると使えるようになり、作業が進んだ。また、収納小屋への雨の侵入を防ぐため、両側面と奥に波板を取り付けた。

2.       薪の運搬と薪割り研修:第三広場にあった径約30㎝のコナラの玉切り材24本中18本を運搬車などで作業小屋脇まで運び薪割り研修を行った。

3.       危険木の処理:室内練習場横の枯損木を伐倒、玉切り処理し、処分した。第三広場付近では径25cm前後の枯損木2本を伐倒した。第二広場南ではクヌギの枯損木2本を伐倒し、その過程で腐朽の進んだ1本の枯損木をなぎ倒し、結果的には3本処理した。

4.       季節の観察:東尾根、アサダ広場、中央の雑木林を経由して広場まで戻るルートで、参加者のディスカッション形式で観察し、実生や植栽したスギ・ヒノキの幼木や植樹した苗木の様子も確認した。観察対象や説明内容などのとりまとめ、エリア毎の樹種チェックは今後の課題とした。


参加者: 21名 飯塚、家、稲葉、氏家、小野、上林、岸本、久保、熊木、清水、田中(報告)、中林、野間、林、日比、福山、星野、前田、槙田、室伏、森田




聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
2023
10月第三土曜日定例活動

20231021日(土) 晴れ
場所: パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)


今日はJR高尾駅で線路切り替え工事があり不便を感じたが。爽やかな秋晴れのもとで参加者は以下の作業を実施した。

 

1.       枯損木の処理:第三広場近くで枯損木の処理を森田さんの指導で実施。鋸による手作業で幹径25㎝前後の木を3本倒した。斜面での大鋸による受け口の水平な切り込みと斜め切り、追い口処理の水平切りは、不慣れな者には繰り返し実習が必要である。チェンソー作業には手鋸による十分な伐倒経験が必要との指摘を受ける。

2.       丸太の半割り: PNP2年生の実習で使用するテーブル天板を10枚作成した。

3.       藍の刈り取りと葉の摘み取り:タデアイ畑で来年の種子用のものを除き、タダアイを収穫。乾燥藍を作るため葉を茎から摘みとった。他にもエゴマ、アカジソ等を収穫。

4.       植物調査:長岡さんの指導で植生調査を実施。里山であるパウロの森では、昔は林内の樹木は薪炭生産のために定期的に伐採され萌芽更新をしていたが、今日、放置され老齢化した木がカシノナガキクイムシに抗する力がなくなり枯れているとの話。また、枯損木を利用している生物もいるので、全てを伐倒は不要であるとの説明を聞く。シロヨメナの舌状花、頭状花の話、シュウブンソウやヤブタバコの下向きに咲く花の話等も聞きながら第三広場手前から東尾根を歩いた。

 

全ての作業を終えて後片付けと作業内容の確認を行う。ヒヤリハットは無かったが、第三広場近くに以前に使用した伐倒用具が放置されていた。自分が使用した用具は必ず自身の責任で管理するように指示があった。


参加者:14名 氏家、及川、小野、立川、長岡、野間、林、星野、前田、槙田、三井、室伏(報告)、望月、森田