(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・澄みきった青空が秋を感じます。
・オニグルミの割れた殻が沢山落ちています。
きれいに二つに割って食べたのは・・・リス、ムササビ?
・秋に咲く花が見られます。
ヤマトリカブトの花が満開です(毒草の代表、古くから矢毒に利用、
全草特に根に猛毒のアルカロイドを含む、茎は弓なりに曲がる)
タカオヒゴダイ(9月にツボミだったタカオヒゴダイの花)
シュウブンソウ(茎の高さは0.5~1mで成長が止まり、2-4個の枝を横に伸ばす、
花はは下向きにつく、ヤブタバコ属)
ヤマハッカ(ハッカと名前がつくがハッカのにおいは全くしない)
タイアザミ、ナギナタコウジュ、ヤクシソウ、カシワバハグマなど
・秋の実
オトコヨウゾメ(赤い実は下向きにつく)
シオデの実が黒くなりました、ガマズミの赤い実
ギンリョウソウモドキの実
・秋にかけて大きな網を張る最も目立つクモがジョロウグモです。
腹部下面に鮮紅色の紋があります
お腹が膨れているものが目につきます。卵が入っています。
ちょっと離れたところにオスがいます。メスの半分以下なのでよく見ないと判りません。探して見て下さい。
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・9月に入ると温度が下がり、秋の気配が感じられます。
・ヌルデの虫こぶを見つけました。
木の若葉にヌルデシロアブラムシが寄生し、卵を産み付けると、その刺激によって
木に含まれるタンニン酸が集まって出来る虫こぶのこと。
5倍にも殖えるということから「五倍子=ふし」という。古くから薬用や染色、お歯黒に
用いられました。
・ヤマグリの木が1本あります。その下には栗の実が落ちていました。
市販の栗と比べるとかなり小さいですが味はおいしいそうです。
・ヤブハギが実をつけています。
下記の3種はとてもよく似ています。すべて果実は真ん中でくびれてサングラス様な形を
しています。3種の違いは葉のつき方。
ヤブハギ:葉は茎の中ほどにあつまってつく、小葉3枚
ヌスビトハギ:葉はまばらにつく、小葉3枚
フジカンゾウ:葉は大柄、小葉5~7枚
・花は
クワクサ、ヤマホトトギス、ヤブマメ、シラヤマギク、キツネノマゴ、
ヤブツルアズキ(皆さんがお馴染みのアズキはヤブツルアズキを改良し作ったそうです)
タカオヒゴダイ(葉がユニーク)、
・果実では
オトコヨウゾメの赤い実、ミヤマシキミの実が赤くなりつつあります
立派なヤブツバキの実、ヤブムラサキの実は毛だらけです。
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・今年の夏は集中豪雨が多く発生して、いろいろな場所に被害をもたらしています。
・夏に花を咲かせるタマアジサイ(花序のつぼみが丸くて目立ちます)が見ごろを迎えています。
・青い実がついたクヌギ、シラカシなどの枝が多く落ちています。これはハイイロチョッキリが切り落としたものです。青くて柔らかいうちに殻斗から穴をあけ、卵を1個産み付けます。
・雨が多いせいか、いろいろな種類のきのこがたくさん出ています。
・今年初めてギンリョウソウモドキを見つけました。
ギンリョウソウとの違いは咲く時期と果実です。
ギンリョウソウ: 5~8月 液果
ギンリョウソウモドキ: 8~9月 蒴果
・パウロの森では少しずつですが、秋の花が咲き始めています。
オトコエシ(オミナエシより強く丈夫そうに見えることから、花の色は白)
アキノタムラソウ、ソバナ、ヤブランなど
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・暑い夏が続いています。
・タマゴダケが今年も顔を出していました。かさおよび柄(赤いところ)が伸びると
ふつうのキノコの形になります。
・夏は花が少ないですが、ヤマユリが咲き誇っています。
ヤブコウジの花(葉に隠れるように白い花を咲かせる、よくみるとちょっと変わっ
た形をしています)
オカトラノオ、オオバギボウシ、など
・7、8、9月はまだまだ暑い日が続きそうです。秋が待ち遠しいです。
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・雨が降り、ぐんぐん緑が濃くなっています。
・ビオトープの池の上に、モリアオガエルの卵が泡に包まれて下がっていました。
・今、花が少ない時期ですが
テイカカズラ、ヤマボウシが満開です。
ウリノキの花が花弁を巻き上げる姿はとてもかわいらしいです。
・花が終わって緑色の実をつけている樹木が多く見られます。
トゲのないシオデ(熟すと黒色)、トゲのあるサルトリイバラ(熟すと赤色)
実が垂れ下がるツリバナ(熟すと朱赤色)、ミツバウツギ(熟すと褐色)
サンショウ(熟すと果実は赤でタネは黒色)、スノキ(熟すと黒色)
葉や茎がいい匂いのするクロモジ(熟すと黒色)
実が葉の上にちょこんと乗っているハナイカダ(熟すと黒いろ)
・花が終わったツクバネウツギ(5枚のがくが残っている形が羽根つきの羽根に
似ているため、ツクバネという)
・腐生植物のギンリョウソウが真白な姿でひっそりと咲いていました。
(全体が真白で葉緑体をもたない、葉の退化した鱗片葉が多数)
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・気温が上がったり下がったりしています。
都内ではサクラがもう散っていますが、パウロの周辺ではサクラが真っ盛りです。
・ビオトープの池ではヤマアカガエルがオタマジャクシになっていました。
ヒキガエルの卵が産みつけられています。
もう少したつと、モリアオガエルの卵が見られるかもしれません。
・樹木では※雌雄異株が多く見られるような気がします。
アオキ、ミヤマシキミ、ハナイカダ、クロモジ、サンショウなど
花をよく見て下さい。雄・雌の違いがよく分かります。
※ 雌雄異株:同種の植物で雄花と雌花の区別があり、それぞれが別々の株につくこと
・ツリバナ、ガマズミ、ウリカエデ、イボタなどが蕾をつけています。
5月になれば花が咲いてにぎやかになるでしょう。
・野草では、ミヤマカタバミ、シュンラン、シロバナエンレイソウ、
チゴユリ、モミジイチゴ、ニガイチゴ、クサイチゴなどの花が咲いています。
・スミレ類ではナガバノスミレサイシン、コスミレ、ヒナスミレ、タチツボスミレ
芝生にはノジスミレの群生が見られます。
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・雪がかなり残っています。残雪
・広場に行く途中のビオトープの池にヤマアカガエルの卵がありました。
そのそばにはカエルが2匹いました。親でしょうか。
・食菌したコナラのほだ木からシイタケがたくさん顔を出しています。
・いろいろな樹木の蕾がほころび始めています
・アセビの花が咲いています。馬酔木と書きます。かわいい花ですが有毒植物です。
・ツノハシバミの雄花序が風になびいて花粉を散らしています。
その先に、赤い柱頭が目立つ雌花序があります。
果実の形がおもしろいので秋が楽しみです。
実は食べれます。欧米で親しまれるヘーゼルナッツの日本版です。
・カンアオイの花を見かけました。「寒葵」の名のごとく、冬でも枯れない常緑性です。
筒状の花は萼が筒状に変化したもので花弁は完全に退化しています。
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・林に入ると枯葉が敷き詰めたジュータンのようで歩くと気持ちがよいです。
その中でも葉が落ちない樹木があります。
ヤマコウバシ(この葉をもっていると受験に落ちないそうです)
クヌギ、カシワなどがあります。
・寒い季節ですがまだまだ赤い実が見られます。
ミヤマシキミ、マルバヤマホロシ、ミヤマフユイチゴ(食べれます)ツルリンドウ
・縁起植物といわれる植物があります。すべて赤い実がつきます。
マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)、カラタチバナ(百両)、
ヤブコウジ(十両)、アリドオシ(一両)
パウロの森ではマンリョウ、センリョウ、ヤブコウジが見られます。
・かわいらしい冬芽がありました。小さな冬芽ですがじっくり見るといろいろなものに
見えてきます。(ゴンズイ、コクサギ、サワフタギ、カラスザンショウなど)
・寒い中でもキジョランの葉の下にアサギマダラの幼虫が越冬していました。