主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ

パウロネイチャープログラム(PNP)通信制後期I

~間伐材の活用と自然観察~

2023年11月1日(水)

開催場所:パウロの森


【概要】午前中は生徒20名を2班に分け間伐体験、午後は3班体制でパウロの森東尾根から見晴台までを探索。


爽やかな秋晴れの下、20名の生徒が明るい笑顔で集合。プログラム説明と安全注意、体操の後、ヘルメット、鋸、剪定鋏、手許ロープを装着し現場へ。班長から、なぜ間伐するのか、どのように伐倒するのか説明のあと早速開始。除伐して足許を整えてから、笛で合図し受け口にとりかかります。径28cmくらいのスギが相手です。鋸ははじめてではないとのことですが、刃渡りの長い大鋸はちょっと持て余し気味のようです。毎回感じますが、挽いている本人より、周りで見ている人の方が、くせがよくわかります。かなり時間がかかりましたが、きれいな受け口が出来ました。

 

その後いよいよ追い口。自分の番がすんだ生徒はロープにまわり、ほどなく梢が揺れはじめます。二つの班とも多少の掛かり木がありましたが、みなで力を合わせてロープを引き、無事伐倒。歓声。このくらいのハードルはむしろいい経験ですね。今回の生徒たちは、ややパワー不足か、思いのほか時間が掛っていましたが、重い玉切り材を広場まで苦労して運び、皮剥きも。春に比べると水分が少なく、竹べらではなかなか容易ではありませんが、大きなピーラーも使い力業でみなが一通り経験できました。

 

午後は林内探索。ヤブムラサキの手触り、クロモジやサンショウの香りなど、五感をつかって森を楽しみます。今回は植物に興味を持つ生徒も多く、いつになく真面目に聞いていました。登りは結構きつかったけれど、広大な学校林のスケールが体感できて、とても楽しそうな生徒たちの様子が印象的でした。森で過ごせた一日は、疲れたけれど快適だったなどの感想が多くありました。(写真:開会式の情景)


【対象者】通信制課程高校3年生20名、サポート:鬼澤先生、岡本先生

【スタッフ】幹事:中林(報告)、班長:上林、中林、飯塚:午後のみ)、アシスト:飯塚、林、前田