聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
ボーイスカウト「森林愛護章」講習会
2022821日(日)
開催場所:パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)


火熾しと火消し、自然観察、ボーイスカウト技能章「森林愛護章」に関係するる樹木の名称・用途・特性について説明し、森林内の作業を体験(除伐整備)してもらった。


昨年10月以来となる「森林愛護章」の講習会がパウロの森で開催された。天気がはっきりしない日であったが、23名のスカウト達が参加した。講習のテーマは、火熾し・消火体験、自然観察、高木と低木、役に立つ樹木、害虫・害獣についての基本知識の習得、除伐と薪割体験で、限られた時間の中で忙しくこなした。

 

火熾しと火消し体験は、発火のための基本要素と消火方法について「科学的理解」を基礎に、最小限の火付け材料で効率的に火熾しをする要領や安全な火消しの方法を理解してもらうようにした。自然観察では森林内の植生と個々の樹種について体系的に説明をし、また、それらに触ったり臭いを

嗅いだりすることにより身近な存在であることを実感してもらった。森にはこんな樹があり、各々が特徴を持ち、様々な利用方法があることを理解し、次の興味に繋がる事を期待した。

 

薪割りは技術の習得の程度に個人差があり、慣れない作業に苦戦していた。女子の参加者が一生懸命に何度も挑戦しているのを見て、その姿勢が大切であると我が身を振返った。除伐体験では除伐の意味、ことにアオキについてはなぜ除伐対象の中心的な樹木なのかを理解してもらうようにした。指導に従い、剪定鋏みや手鋸を使い、作業後には整然として美しい森の姿がそこに出現した。

 

盛り沢山の厳しい講習であったが、全員が一生懸命に参加し、疲れた様子を見せながらも充実感のある微笑ましい表情があった。事故、ヒヤリハットもなく無事終了し、スカウト達は修了証を手に帰路についた。写真:開会式の様子と全体での集合写真


参加者:ボーイスカウト東京連盟 参加者23名及び東京連盟 山本委員他7

スタッフ:幹事:林 班長:飯塚、芝原、内藤、稲葉 アシスト:中林・前田・森田・槙田