聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
2020
9月第一火曜日定例活動
2020年9月1日(火)晴れ

場所:パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)

8月いっぱい猛暑が続いたが、9月に入り気温が下がり、湿度は高かったが比較的過ごしやすい天候であった。

作業開始前の全体ミーティングでは作業内容と担当の確認、体操、安全注意喚起等が行われ、チェーンソウ使用時には、必ず防護ズボンをセットすること。ピンクのテープが着いている樹木は、切らないように注意すること。今月、来月とイベントが多く実施されるが、幹事は講師、スタッフとの連絡事項を再確認して欲しいなどの連絡事項が参加者に伝えられた。

午前・午後を通じ、以下の作業が行われた。

  • 藍の収穫: 二番の葉を摘んだ。乾燥前の藍を束ねる作業を行った。
  • 観察路の整備: 30mを完了。
  • 第二広場の間伐: 前回(84日)伐倒したハリエンジュとコナラ材を玉切りして保管場所へ運搬した。
  • 雑木林南東部の間伐: スギ1本を伐倒。直径20cm、樹齢30年、高さ20m。伐倒時上部がコナラに引っかかったが、スギの切り口をチェーンソウを使用して地面に落とし、補助ロープを引いて倒した上、処理した。
  • 竹材の保管場所整備と流しの補修構想・準備: 保管場所は増築する。流しはシンクを増設、周辺も整備を予定。
  • コロナ禍の調理研究: 災害用の米を炊飯袋を使用して茹で、試食した。
  • 植生調査: ジグザグ道でギンリョウソウモドキ、林道・見晴台付近でミツデカエデ、レモンエゴマ、谷筋でミゾホオズキ、第二広場でツルニンジン(ジイソブ)を見つけた。また、タヌキのため糞から出たイチョウの実生、ミツデカエデの実生に赤布のついた竹杭でマーキングした。

 

作業後ミーティングで作業内容、ヒヤリハットの確認等をして15時に散会した。


参加者(19名)

飯塚、家、池田(HP,写真)、伊藤、稲葉、上林、岸本、小勝、清水、瀧浪、長岡、中川原、野間、星野、林、藤岡(ML)、前田、水木、森田


藍を束ねる作業: この後日影干し工程に入る

ニセアカシアの玉切り: この後機会を見て薪にする予定。材が堅く大変な作業が続く

ミゾホオズキ:鮮やかな黄色い花が印象的

観察路整備]: 2m幅3m間隔での杭打ち。きつい作業だ

竹材置き場等の横増築の設計: 基礎ブロックに柱を立て、波板を張る予定

ツルニンジン:今年も咲きました




聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
2020
9月第3土曜日定例活動
2020年9月19日(土)曇

場所:パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)

今日の作業は多くの参加者が予定される104日のデイキャンプの準備、聖パウロ学園高等学校の生徒に対する自然環境教育(PNP)に備えてのパウロの森内の観察路整備のための杭造り、そしてテーブルなどの保管の小屋を増設するための作業を行った。

 

デイキャンプの準備では青竹15本をいつもお世話になっている山田さん宅の竹林で伐採、タープ張り用の支柱を作成し、あわせてその際に利用するロープも作った。新型コロナウィルス感染症防止策のため、少人数の班で数を増やして実施するため、多くの用具を用意しなければならない作業であった。PNPの準備のための作業も、間伐木を利用して杭を70本も作成する作業で、結構体力を要した。小屋の増設のための作業は、地ならしを行い小屋を建てるための基礎を作った。

 

これから秋の深まりとともに、パウロの森での活動は公募イベント、恩方小学校に対する出前事業、そしてPNPなどと繁忙期を迎える。今年は新型コロナウィルス感染症を防止する観点から、より注意深い用意周到な対応が求められる。今日の作業もその一環であった。ヒヤリハットもなく、予定していた作業を全て完了し、午後3時前に散会した。

 

なお、昨今ナラ枯れ病の被害が東京都内においても至る所で報じられている。パウロの森でも比較的大径木のコナラの木数本に、カシノナガキクイムシによる穿孔のあとが確認された。枯死までには至っていないものの、今後の状況の推移を注意深く観察する必要がある。(写真:カシノナガキクイムシによる穿孔のあと:木粉


参加者(14名)

飯塚(ML)、家、池田、稲葉、上林、芝原、野間、林(写真)、古谷、前田、槙田、望月、森田、山本


作業前の準備体操

観察路整備のための杭造り

タープのロープ作り

今日の成果:70本の杭