パウロの森くらぶ

八王子市立恩方第一小学校4年生の森林環境教育出前授業の報告

2016年9月16日(金)

場所:パウロの森(聖パウロ学園高校学校林)

  前日15時半に担当の先生と屋外で実施と決めたのに、それ以降の天気がどうにも怪しい。16日の朝、バス乗り場に全スタッフが集合して、再度、学校側に屋外実施か小学校で実施か確認する。パウロ学園側のご厚意で、雨が降ってきて屋外での実施が厳しくなった場合は、学園内のサロンに退避して実施する予定であることも伝える。それもあってか小学校側は実施と判断した、さあ、こちらも腹をくくる。

  野球部グラウンド下の道具小屋でスタッフの打合せ。竹ベラ60本を上の広場に運ぶ。男女各1名のスタッフは、4年生御一行のお出迎えとトイレのご案内。残りの10名は上の広場に行き、簡易トイレ2台の設置、荷物置きのシート準備、ヘルメット準備、間伐の準備、そして上の広場にウマ4台の移動と玉切り材の運搬だ。固定ウマ2台は下見で設置してある。

  予定の9時半を過ぎて子供たちが上がってきた。10名ずつの6班に編成して整列させる。スタッフが挨拶して、メンバーを紹介する。これで3年目のプログラムとなったので、子供たちもスタッフを良く知っている。人気者スタッフがいて挨拶すると子供が歓声を上げる。そして、某スタッフが寝ないで考えたというオリンピック体操を披露すると子供たちに大受けした。

  いよいよ本日最大のイベントの始まりだ。間伐隊が2班に分かれて森の中へ行き、間伐の準備に入る。子供たちは班長に誘導されて森の中を間伐場所まで歩くのだ。この森の散歩で子供たちは森の役割を学ぶのだが、班長の腕の見せ所だ。6班は、2グループに分かれて間伐場所に到着する。いよいよ始まりだ。

  子供たちは安全な場所にいて、間伐隊長が間伐について説明するのを真剣に食い入るように聞いている。間伐副隊長はコントロールロープを引いている。説明が終わると、笛を吹いて受け口を入れる、これが終わるとまた笛を吹いて追い口に入る。遠くで笛の音とズシーンという地響きが聞こえてきた。こちらは樹冠の方で少しかかったようだ。

  先生も他のスタッフも加わって一緒にタイミングを合わせてロープを引き始めた。子供たちが全員で応援する。それ引けそれ引けと引くと、木は傾き始め、地響きを上げて倒れた。子供たちは大喜びだったし、担当の先生も感激していた。各班長が、倒したスギについて説明してから、第2広場に移動する。

  第2広場にはウマが6台と、その上に玉切り材が載せてある。次のイベント、玉切りに入るのだ。班長の安全指導の元で全員が自力でノコを使って玉切りをするのだ。子供によっては3枚も切る子がいれば、やっと1枚の子もいるがみな満足している。玉切りをしていると、間伐隊がさっき切ったスギを運んできた。さあ、今度はスギの皮むきだ。

  班長に竹ベラの使い方、コツを教えてもらい、スギの皮むきに挑戦する。子供たちは間伐には感動するし、玉切りは面白いというが、一番面白いのは皮むきだそうでそれこそ一心不乱に皮をむいている。間伐隊の苦労が報われるではないか。11時半には終わる予定が、11時40分頃までかかってやっと終了した。

  広場にヘルメットをぬいで、ザックを背負って子供が集合。小学校の副校長先生とパウロの森クラブ副代表が挨拶。今年も無事に安全に終わることができた。パウロ学園と全スタッフの協力の賜物だ。今年も子供たちはスタッフとハイタッチして元気に帰途についた。

 スタッフ: 12人
 参加者: 60人(4年生)、副校長先生、先生3人
 取材: 八王子市広報課1人
 報告者: 稲葉力

さあ、オリンピック体操だ!

うまく、切れるかな

間伐隊長の説明に耳を傾ける

仲良く並んで皮むきに夢中